ウクライナの悲劇 2021 12 26

 国際ニュースでは、
ウクライナのニュースが多い。
 この国では、選挙のたびに、
政権が親欧派になるか親露派になるか、
揺れ動いていると言ってよいでしょう。
 欧州は、NATOの東方拡大を考えているのですが、
ロシアからみれば、そういうことは認めないでしょう。
 もし、ウクライナがNATOに加盟すれば、
ロシアは、アメリカと国境を接するようなものです。
 おそらく、ウクライナに、
アメリカが主導するNATO軍の基地ができるでしょう。
 それでも、ウクライナ国民は、
欧米の経済的な発展を見て、
EUやNATOに傾いていくでしょう。
 しかし、ロシアは絶対に認めないでしょうから、
そこに戦争の可能性が大いにあります。
 そもそも、ウクライナの悲劇は、
核兵器を手放したことから始まるのです。
 ソ連崩壊後の核軍縮という流れのなかで、
リベラルのクリントン政権が、
米英がウクライナを守るという約束によって、
核兵器を手放させたのです。
 しかし、このような約束は、
プレイボーイが女性の耳元でささやく
甘い約束のようなもので、
アメリカで政権交代があれば反故にされます。
 多くの日本人は、
ウクライナは気の毒だと思ったでしょうが、
実は、日本とウクライナは境遇が似ているのです。
それに気づかない人は、平和ボケです。
 自分の力で自分を守らない国は、
歴史から消えていく運命にあります。
 世界史の本を読めば、よくわかるでしょう。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。























































































トップページへ戻る